同点ゴールを決めたマウロ・イカルディ【写真:Getty Images】
【ナポリ2-2インテル セリエA第26節】
セリエA第26節が現地時間の8日行なわれ、ナポリとインテルが対戦した。
ナポリはラファエウに代わってマリアーノ・アンドゥハルがGKで先発。また、両翼はホセ・マリア・カジェホンとドリース・メルテンスがコンビを組む。一方のインテルはいつも通りの布陣でビッグマッチに挑んだ。
ナポリ(4-2-3-1)
GK:マリアーノ・アンドゥハル
DF:エンリケ、ラウール・アルビオル、カリドゥ・クリバリ、イバン・ストリニッチ
MF:ダビド・ロペス、ギョクハン・インレル
ホセ・マリア・カジェホン、マレク・ハムシク、ドリース・メルテンス
FW:ゴンサロ・イグアイン
インテル(4-3-1-2)
GK:サミール・ハンダノビッチ
DF:ダビデ・サントン、アンドレア・ラノッキア、ファン・ジェズス、ダニーロ・ダンブロージオ
MF:マルセロ・ブロゾビッチ、ガリー・メデル、フレディ・グアリン
ジェルダン・シャキリ
FW:ロドリゴ・パラシオ、マウロ・イカルディ
序盤は両チーム激しいプレスからチャンスを作る。インテルのパラシオ、ナポリのイグアインがそれぞれシュートを放つも、ここは決まらない。
次第にインテルがボールを保持し始めるも、逆にチャンスを作り出していくのはナポリ。適切なプレスから鋭いカウンターへと繋ぎ、インテルゴールを脅かしていく。
21分、ハムシクからイグアインにスルーパスが渡るとGKと一対一に。決定的な場面となるも、判断するが足で防ぎ得点を許さない。
そのまま前半はスコアレスで終了。ハーフタイムを迎える。
後半開始早々の50分、ナポリが先制に成功する。右サイドでカジェホンがタメを作ると、エンリケがオーバーラップでサントンを引き剥がす。ワンフェイント入れてクロスを放つと、中で待ち構えていたハムシクがヘディングで決めた。
さらに63分、ナポリがインテルを突き放す。グアリンのパスミスから左サイドに流れていたハムシクが中央のイグアインにパスを送ると、ゴール前25mの距離から右脚で強烈なミドルシュート。ボールは美しい曲線を描き、ゴール右隅に吸い込まれた。
しかし71分、インテルも反撃する。左サイドに侵入したサントンのクロスから混戦になると、最後はパラシオが一瞬の隙をついてパラシオが流し込んだ。これで2-1とインテルが一点差に詰め寄る。
勢いづくインテルは84分にファンに替えてFWゲオルゲ・プスカシュを投入する。一気に攻勢を強める。
すると85分、インテルがPKを獲得する。エリア内でパラシオがエンリケに倒され、エンリケにレッドカード。このPKをイカルディが冷静にクッキアイオ(ループシュート)で沈め、同点に追いついた。
結局試合は2-2で終了。インテルがアウェイで価値ある引き分けをものにした。この引き分けにより3位ナポリと2位ローマの勝点差は変わらず「2」をキープしている。
【了】