プレー内容が悪く、前半のみでの交代
ハンブルガーSVのディフェンスが粘り勝つ。ドルトムントをホームに迎えての試合を0-0のドローに終えて「我々にとって残留争いにおける重要な勝ち点1である」と、HSVの指揮官ツィンバウアーは言葉を残した。
2015年3月7日、ブンデスリーガ第24節、10位ドルトムントはアウェイで15位ハンブルガーSVと対戦する。
ドルトムントの対HSV戦の先発メンバーは次のとおり。布陣は4-2-3-1である。
【GK】バイデンフェラー、【DF】右SBキルヒ、右CBスボティッチ、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ボランチにベンダー、ギュンドアン、2列目は右からムヒタリヤン、香川真司、ロイス、【FW】オーバメヤン。
HSVを相手に香川は精彩を欠いた。試合後に香川は「集中出来ていなかった」、「試合に入り切れなかった」と振り返って、「連勝をして、ちょっと楽観的な感じになっていた部分もあると思う」とコメントを残した。
自身の調子については「全然問題ない」、「怪我も全くないですし、体調も良い」とのことであるから、コンディションの問題ではなく、単純にプレー内容が良くなかったことによる途中交代ということになる。
16分、左サイドでロイスが香川とのワンツーを試みるが、香川のリターンは長過ぎて、そのままタッチラインを割った。29分、ムヒタリヤンが競ってこぼれたボールを、上手くキープすることが出来ない。
もちろん、25分には自陣のエリア前でムヒタリヤンに落としてカウンターを引き出して、そのまま相手エリアの中まで走り込み、さらにムヒタリヤンのパスに合わせようとするなど、全く何も出来なかった訳ではない。
それでも31分のロイスに通そうとしたスルーパスは、例えばシャルケ戦に見られたような迫力を欠いたように、「試合に入り切れなかった」プレーは散見された。前半45分を終えた段階で、カンプルと途中交代となる。