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Jリーグ 10年前

世界へ羽ばたく柴崎岳・その成長と課題

ブラジルワールドカップ後に代表招集されるようになり、先日のアジアカップUAE戦では同点ゴールを決め、多くのサッカーファンの記憶に「柴崎岳」の名前が刻まれたことだろう。若くしてその才能を認められ、高校時代は一年生の頃から名門・青森山田高の10番を背負い選手権に出場。二年生にして日本で数多くのタイトルを勝ち取った鹿島アントラーズへの加入が決まった。Jリーグでのプレーは5年目を迎えるが、どのような成長を見せたのか。また、どのような課題を抱えているのか。プレーとそのデータから振り返りたい。

text by Football LAB

鹿島にとって欠かせない選手となった柴崎岳

世界へ羽ばたく柴崎岳・その成長と課題
柴崎岳の公式出場時間

 グラフは各シーズンの出場時間、ゴール数、アシスト数を表したものだ。見ての通りで、3つとも年を重ねるに連れて増加している。

 ルーキーイヤーはスタメンより途中出場の試合の方が多かったが、翌年にはスタメンに定着。2013年以降はボランチに定着し、途中で交代するケースも減った。2012年は攻撃的なポジションでプレーすることもあったが、今ほどフィニッシュに絡むプレーは少なく1ゴール2アシスト。

 現在は3列目のポジションでありながらゴールに直結するプレーが増え、鹿島にとって欠かせない選手となった。

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