フィリップ・ラームの代表引退を惜しむカフー【写真:Getty Images】
元ブラジル代表で2度のW杯制覇を経験したカフーが元ドイツ代表でバイエルン・ミュンヘンのDFフィリップ・ラームの代表引退を惜しんでいる。5日のドイツ紙『ビルド』のインタビューで明かしている。
カフーは現役時代にラーム同様に右SB(サイドバック)として活躍。代表でもキャプテンを務め2002年のW杯日韓大会で自身2度の世界王者に輝いている。
同紙のラーム引退についての質問にカフーは「全く理解できない」と話し、「代表に戻るべきだ」と答えた。そして「ドイツ代表は彼を必要としているし、彼はまだまだ多くを達成できるはず」と、その実力を大きく評価。加えて「私は2度のチャンピオンになっているから知っている。1度目より2度目の方が嬉しさは大きくなる」と、自身の経験を明かした。
さらに「チャンスをものにできる選手は少ない。ラームはそれを逃してはいけない」と、まだ出来ることを説いている。さらに「私自身2度目の王者になったのは32歳の時だ」と、30歳のラームに対し、代表を退くには若すぎると感じているようだ。
長年務めていた右SBが抜けたことで、ドイツ代表は現在後任探しに苦労している。ドイツ国内でもラームの復帰を願う声は多い。「右サイドの支配者」と呼ばれた王者ブラジルの先輩の言葉は届くのだろうか。
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