人種差別行為を受けたローマのジェルビーニョ【写真:Getty Images】
ローマのMFジェルビーニョはフェイエノールトファンの行為に憤りを感じている。2日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が報じた。
ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦が26日に行われ、ローマはアウェイでフェイエノールトと対戦した。試合中にフェイエノールトのファンが巨大なバナナ型バルーンをジェルビーニョに向かって投げ入れたことが話題となった。その後、様々なものをフェイエノールトファンがピッチに投げ込み、試合は一時中断を余儀なくされている。
ジェルビーニョはフランスTV局『バイン・スポーツ』のインタビューで、「初めは気づかなかった」と語っている。
「チームメイトの(ミラレム・ピャニッチ)が教えてくれたんだ。そして、審判がこっちに来て説明してくれた」
同選手はフェイエノールトのファンに対して制裁がくだることを願っているようだ。次のように語っている。
「サッカーのイメージを傷つけたと考えている。処罰がくだってほしいね。あの行為は僕自身だけではなく、僕の家族と僕を支えてくれた人々にとっても苛立たしい出来事だった」
現在はUEFAから該当行為に対する処罰は発表されていない。
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