リーガ・エスパニョーラのアルメリアは27日、FIFAから勝ち点3の没収処分を通告された。
スペイン紙『マルカ』など複数メディアが伝えたところによれば、2011年に獲得したデンマーク代表DFミカエル・ヤコブセンの取引に問題があったようだ。
ヤコブセンは2010-11シーズンにオールボーからのレンタルという形でアルメリアに加入し、2011-12シーズンから完全移籍に切り替わっていた。
この取引でオールボーには移籍金とは別に育成費として5万~6万ユーロが支払われるはずだったが、未だ受け取っていないとFIFAに訴え出ている。
一方のアルメリアはヤコブセン獲得のために支払った移籍金の中に育成費も含まれていたと主張しており、両者の主張は真っ向から対立している。
そして、処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えを起こすとクラブ公式HP上で明らかにした。
アルメリアは24試合を終え、勝ち点23で16位につけている。仮に処分が確定して3ポイント減点されれば、降格圏の18位に転落してしまう。28日はホームで15位デポルティボ戦だ。
なお、渦中のヤコブセンはすでにアルメリアを退団し、現在は母国デンマークのエスビャウfBでプレーしている。
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