チェルシーは、日本の横浜ゴム株式会社(本社:東京都港区。以下、横浜ゴム)と来季のスポンサーシップ契約を締結したことをクラブの公式サイトで発表した。2015/16シーズンから、5年間の契約となり、トップチームからユースチームまでユニフォームを飾ることになる。
チェルシーのブルース・バックCEOは、「横浜ゴムが、チェルシーの国際的な舞台での戦いに協力してくれることを確信している。日本の歴史的な企業とタッグを組んだことで、現地での活動にも期待している」と語り、将来的な日本での活動を示唆した。
チェルシーの胸スポンサーは、2005年から韓国のサムスンが務めていたが、同氏は「国際的な成長を遂げることができた」と感謝のコメントを述べた。
横浜ゴム株式会社代表取締役会長の南雲忠信氏は、「世界的な知名度を誇るチェルシーとのパートナーシップ契約を締結できたことは、世界中のファンに横浜ゴムをお見せする絶好の機会です。来夏に横浜ゴムの名前が描かれたチェルシーの新しいユニフォームを見ることを楽しみにしています」と語った。
横浜ゴムの公式サイトによれば、2015年度は2006年度から始まった2017年までの中期経営計画「GD100」の“PhaseⅣ”で、最終段階としている。
同社は「次の100年も、お客様に必要とされるタイヤ・ゴム製品メーカーで在り続けるために、顧客価値を高め、グローバルに規模を拡大する」と公表しており、チェルシーとのスポンサー契約もその一環となる。
26日付の英紙『BBC』によれば、年間の契約金額はで4000万ポンド(約73億6000万円)で、総額で約368億円に上るとしている。
これは、今季からマンチェスター・ユナイテッドと年間で5000万ポンド(約92億円)で契約したアメリカの自動車ブランド「シボレー」に次ぐ世界で2番目に大きな契約になる。
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