ヨーロッパリーグ(EL)2ndレグが現地時間の26日に開催され、ローマはアウェイでフェイエノールトと対戦する。
同試合の前にローマサポーターが不当な待遇を受けたと、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』をはじめする各メディアが報じている。
被害にあったのはアウェイの地に応援に駆け付けたローマサポーター約80名。オランダのロッテルダム空港に着くや否やオランダの警察に問答無用でバスに連れて行かれた。
バスに乗り込んだローマサポーターだったが、約2時間半に渡り連れ回され、その間に有無を言わさず身分証明をさせられた。さらに手荷物を無断でチェックされるなどの扱いを受けた様子。そして用を足すにもトイレは無く、道端でさせられたようだ。
被害にあったローマサポーターの一人は「まるで家畜扱いだ」と、憤慨している。
この件に関して在蘭イタリア大使館に抗議をしても「仕方がない」と、言われてしまい何も対応は無かったという。
この日は別の事件でもオランダ人17人とイタリア人1人が逮捕されている。
これらの事件は、19日に行われたELの1stレグで発生したフェイエノールトサポーターによる「舟の噴水」破壊事件で過剰警戒をしているためとみられている。
歴史的価値や芸術的価値も非常に高く、観光名所のシンボルを破壊された上に不当な扱いを受けたローマ。今後も両者の関係は遺恨を残しそうだ。
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