S・リスボンのMFナニ【写真:Getty Images】
スポルティング・リスボンに所属するポルトガル代表MFナニ。マンチェスター・ユナイテッドから1年間のローンで古巣へと復帰した同選手だが、やはり再びプレミアリーグの舞台で輝くことを夢見ているようだ。26日付の英紙『ガーディアン』が報じている。
母国でかつての輝きを取り戻しつつあるナニ。これまでに放出の噂や高額のサラリーが影響して買い手がつかないという報道がされていたが、「僕はユナイテッドを愛している」と語り、改めて復帰の希望を表明している。
「(昨夏に移籍した)僕の決断はあくまでよりプレー時間を得るため、そして本来の僕を取り戻すためだ。昨季は負傷や監督が変わった影響で出場機会を失った」
28歳となったこのウインガーは、2011−12シーズンにはユナイテッドでリーグ戦29試合出場8得点を決めるなど主力としてプレー。しかし、以降の2シーズンではいずれもリーグでは11試合(先発も共に7試合)に出場したのみだった。
今季はここまで国内リーグで18試合4得点、グループステージで敗退したがチャンピオンズリーグでも5試合4得点と活躍。日本代表MF田中順也も得点を挙げた23日のジル・ヴィセンテ戦では、左足の強烈なミドルシュートを決めていた。
ナニはユナイテッドのCEO(最高経営責任者)、エド・ウッドワード氏から激励を受けたことを明かしている。「彼は僕のゴールや素晴らしいシーズンについてテキスト(メール)を送ってきたよ」
このように、クラブとは現在も良好な関係を保っているようだ。
S・リスボンは26日、ヨーロッパリーグの決勝ラウンド32の2ndレグ、ヴォルフスブルク戦を控えている。
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