ミランへの資本投入が噂される王建林氏【写真:Getty Images】
財政難にあえぐミランに中国人大富豪が救いの手を差し伸べるかもしれない。24日、イタリア経済紙『イル・ソーレ・24オーレ』が報じている。
同紙によれば、中国不動産大手ワンダ・グループ会長である王建林(ワン・ジエンリン)氏がミラン株式の30%保有を目指しているとされる。同氏は先月にスペインのアトレティコ・マドリーの株式20%を4500万ユーロ(約60億円)で買収していた。
現在のミランの市場価値はおよそ5億ユーロ(約670億円)とみられており、その30%を買収するには1億5000万ユーロ(約202億円)を要すると報じられている。
近年、財政難のため移籍市場でも満足に補強ができていないミラン。先日にはタイの投資家ビー・テチャウボン氏による買収騒動がなされたばかりだ。ついにベルルスコーニ家以外の新たな資本が投入されることになるのだろうか。
【了】