アーセナルのヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
現地25日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグで、アーセナルはモナコに1-3の敗戦。欧州各地からは試合を優勢に進めながらもカウンターから失点を繰り返す守備の脆さに批判が集中している。
この試合のアーセナルは、ボール支配率(57%)やシュート数(14)では相手を上回ったが、国内リーグとCLグループリーグで最少失点を誇るモナコの守備を崩し切れず、反対に3つのカウンターから簡単に得点を許した。
この結果を受けて、英放送局のBBCで解説を務める元イングランド代表のゲーリー・リネカー氏は自身のツイッターで「アーセナルがモナコのような戦法に対して身をさらすことは異常な行為だった。アマチュアレベルの守備」と酷評した。
元チェルシーのイタリア人FWジャンルカ・ヴィアリ氏は母国のTV番組で「アーセナルは戦術的な自滅を犯した」とコメント。元イングランド代表のジェイミー・レドナップ氏は「彼らは(ボールの)奪いどころでもタックルを仕掛けなかった。アーセン・ヴェンゲルにとって今までで最も失望したパフォーマンスだっただろう」と語った。
英紙『デイリー・エクスプレス』によれば、90年代のアーセナルの守備を支えたマーティン・キーオン氏はMFメスト・エジルとMFサンティ・カソルラが守備を疎かにしたこと指摘。「彼らは前掛かりになりすぎていた。この試合では(パトリック・)ヴィエラや(エマニュエル・)プティが必要だった」と中盤選手の守備意識の低さを強調した。
アーセナルは3月17日にアウェイでモナコと2ndレグを戦う。ベスト8進出を決めるためには、最低でも3得点を挙げなければならない。
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