ウェスタンシドニーのMF高萩【写真:Getty Images】
【鹿島アントラーズ1-3ウェスタンシドニー ACLグループH第1節】
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第1節が25日に行われ、鹿島アントラーズはホームでウェスタンシドニー・ワンダラーズと対戦した。
鹿島は新加入のFW高崎が1トップに入り、昨季と同じ4-5-1の布陣。日本代表のMF柴崎、DF昌子、DF植田らもスタメンに名を連ねた。
豪州AリーグのWシドニーは前回ACL初出場ながら大会を制覇。元サンフレッチェ広島のMF高萩洋次郎と元川崎フロンターレのDF田中裕介を獲得し、連覇を狙う。
試合序盤を攻勢に進めたのは鹿島。開始早々にMF土居が柴崎の落としに反応して右足を振り抜くも、ゴール右へ外れ得点ならず。
Wシドニーも反撃に出る。15分、FWユリッチがエリア内左でドリブルを仕掛けると、DFをかわし左足でシュート。これは相手守備に阻まれゴールならず。
前半押し気味に進める鹿島は29分、カウンターから最前線の高崎がエリア内まで持ち込み左足でシュートを放つもGKのセーブに阻まれる。アディショナルタイムにもDF山本がゴール前まで進入し右足で狙うもポスト左へ。前半は0-0で終えた。
後半が始まると、Wシドニーが幸運なかたちで先制する。54分、右サイドからのロングスローをエリア中央で待つユリッチが競り勝ち、こぼれ球に味方選手が合わせたボールを昌子がクリアし損ないオウンゴールとなった。
同点に追いつきたい鹿島は65分、遠藤を下げMF本山を投入。
すると70分、右サイドを突破したカイオがゴール前へクロスを送ると、エリア内でフリーになる土居が右足ダイレクトで合わせ、同点弾を流し込んだ。
攻勢を続ける鹿島は76分に高崎からFW赤崎へ、81分には土居からMF中村へ交代。逆転を狙ってフレッシュな選手をピッチに送る。
しかし、試合を決めたのはWシドニーだった。86分、左サイドを駆け上がった高萩がエリア内でリターンをもらうと右足でゴール左隅へ。凱旋試合で貴重な勝ち越しゴールを流し込んだ。
後半アディショナルタイムにもWシドニーはゴール前で相手のリスタートをカットし、最後がFWブリッジが追加点を挙げ、試合を決めた。
鹿島は次節、アウェイでFCソウルと対戦。ウェスタンシドニーはホームに広州恒大を迎え撃つ。
【了】
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