古巣との対戦を見据えるヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、現地25日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のモナコ戦に向け、鉄壁の守備を誇る対戦相手に強い警戒心を示している。
ヴェンゲル監督にとってモナコは思い出の土地でもある。1987年に同クラブの監督に就任すると、初年度にリーグ優勝を達成。1991年にはフランス杯を獲得し、1994年まで7年間の長期政権を築き上げた古巣チームだ。
英紙『デイリー・メール』によれば、プレミアリーグのクリスタル・パレス戦後にインタビューに答えたヴェンゲル監督は「モナコのことを考えるかって?全くそんなことはない。CLのベスト8入りを懸けた試合に過ぎない。正直言って、今はパレスに勝ったことで頭が一杯だ。これを落とすことは悲惨と言えるからね」と国内でトップ4に返り咲いたことの重要性を強調した。
実際に同監督がモナコへ帰還するのは3月17日に行われる2ndレグであり、まずはホームで初戦を迎える。15季連続でCL決勝トーナメントに進出するアーセナルは、ここ近年バイエルン・ミュンヘンやバルセロナといった強豪クラブと当たってきた歴史があるため、モナコは比較的やりやすい相手だという見方が強い。
「ここ最近のラウンド16は凄くタフな相手ばかりだった。しかし、今回も50-50の試合だ。モナコはとても組織的な守備をする(リヨンと並びリーグ最失点)。グループリーグでは1失点しかしていない。油断のならない相手であり、引き分けもあり得る。CLに戻ってきたことによって自信も深めている」といかなる相手でも警戒を怠ってはいけないことを主張した。
アーセナルとモナコが公式戦で戦うのは今回が初めて。ホームにフランス勢を迎えたアーセナルの通算対戦成績は5勝3分け2敗となっている。
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