チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
チェルシーは21日、19位のバーンリーと対戦して1-1のドローで試合を終えた。
前半早々にDFブラニスラフ・イバノビッチのゴールで幸先よく先制したチェルシーだっが、後半にMFネマニャ・マティッチがレッドカードを受け、一発退場となった。
問題のシーンはバーンリーのMFアシュリー・バーンズがマティッチに対して足の裏を見せる危険なタックルを見舞ったもの。そのプレーに対してマティッチが激怒し、バーンズを突き飛ばしてしまった。主審のマーティン・アトキンソンはバーンズのタックルにファールを取らず、マティッチにレッドカードを提示。バーンズには前半にも危険なプレーがあったが、同選手はこの試合でカードを受けることはなかった。
試合後の会見で「笑えるような雰囲気ではない」と判定に満足していない様子のチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督。「数週間前、キャピタルワンカップのリバプール戦の後にジエゴ・コスタの罰則についてテレビで話題になっていたことは分かっている。今日起きたことと、ジエゴへの罰則を比べてみてほしい」とD・コスタが相手選手を踏み付けたことで、試合後に3試合の出場停止処分が下されたことを引き合いに出した。
「私は真実を言わずにはいられない。家に帰ってもう一度これらの瞬間を見れば、この試合について私が何を思っているかがわかるだろう」と語り、「この試合で4回の決定的な瞬間があった」と、前半にエリア内でMFマイケル・カイトリーにハンドがあったとみられるシーンなども指摘した。
また、チェルシーに対して不利な判定があるのではないかという憶測に対しては「我々がチャンピオンになれると話してからの12試合で5ポイント多く得られるはずだった。この状況がここで終わるのか、まだ続くのかどうか私にはわからない」と困惑の表情を浮かべた。
最後に、「この数か月間で起きたことを理解できないほど私は愚かではないことを幸運に思う」と不満を露わにした。
数的不利になったチェルシーは、試合終了間際にDFベン・ミーにセットプレーからゴールを許し、勝ち点1を得るに留まっている。
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