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アーセナル、最後まで主導権を握られながらもクリスタル・パレスに辛勝

text by 編集部 photo by Getty Images

アーセナル、最後まで主導権を握られながらもクリスタル・パレスに辛勝
決勝点を決めたオリビエ・ジルー【写真:Getty Images】

【クリスタル・パレス 1-2 アーセナル プレミアリーグ第26節】

 プレミアリーグ第26節が現地21日に各地で行われ、アーセナルはアウェイでクリスタル・パレスと対戦した。

 15日のFA杯ミドルスブラ戦ではシュチェスニーがアーセナルのゴールを守っていたが、リーグ戦はこれまでと変わらずオスピナが先発出場。また、ウィルシャーが負傷から約3カ月ぶりに復帰してベンチ入りを果たした。

 試合は立ち上がりから大きく動く。7分、クリスタル・パレスの左SBスアレが自身のコントロールミスをウェルベックに拾われると、たまらず足をかけて止めてしまう。その場所は運悪くペナルティエリアの内側だった。

 ラッキーなPKを獲得したアーセナルは、カソルラがGKの逆を突いて幸先よく先制に成功した。これでカソルラが今季決めたPKゴールの数は6つとなったが、これは全チーム全選手中最も多い数だ。

 その後はアーセナルDF陣の拙い対応もあり、クリスタル・パレスが攻め込む場面も見られるようになる。

 攻撃でも劣悪なピッチ状態と相手の鋭い出足に阻まれ、なかなかシュートまで持ち込むことができない。

 それでも前半アディショナルタイム、スルーパスに抜け出したウェルベックのシュートはGKスペローニに弾かれたが、こぼれ球をジルーが押し込んで追加点をゲット。

 ワンチャンスを決め切る、まさに強者の戦いで前半を終えた。

 後半に入ってもクリスタル・パレスが“地の利”を生かして多くのチャンスを作っていくが、アーセナルはカウンターから効果的に得点機を生み出していく。

 57分、ゴール前でボールを奪ったアーセナルはエジルとサンチェスの2人だけでゴール前まで迫ったが、サンチェスのシュートは枠のわずか右に外れた。

 一向に運動量が落ちないクリスタル・パレスは以降も攻め続け、75分にはエリア手前の絶好の位置からFKのチャンス。しかし、ボールは枠のわずか外へ逸れていった。

 その後も勝利を目指して前に出るクリスタル・パレスは後半アディショナルタイム、CKから混戦の中、マリーが押し込んで1点差に迫る。

 ラストプレーと見られたプレーで、途中出場ながら存在感を発揮していたボラシのクロスに再びマリーが飛び込むが、これはゴールポストに阻まれ試合終了。

 勝利目前だったアーセナルを最後まで脅かしたが、惜しくも1-2で敗れてしまった。

 主導権を握りながら敗れたクリスタル・パレスは28日にアウェイでウェストハムと、勝利したアーセナルは25日にCLのモナコ戦を戦った後、来月1日にホームでエバートンと対戦する。

【了】

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