ネマニャ・マティッチは一発退場【写真:Getty Images】
【チェルシー 1-1 バーンリー プレミアリーグ第26節】
チェルシーは21日、残留を争う19位バーンリーをホームに迎え、1-1で引き分けた。
ミッドウィークにチャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマン(PSG)戦をアウェイで戦ったばかりのチェルシーは先発を4人入れ替え、DFラインには注目の若手CBズマ、右サイドには今冬加入したクアドラードが先発に名を連ねた。
チェルシーは、一部のサポーターによる差別行動が問題となった事件で、有志のサポーターが差別反対のフラッグを掲げた。一方、上位陣との対戦が続くバーンリーは、前節マンチェスター・ユナイテッド戦と同じスタメンが並んだ。
最初のチャンスはチェルシー。5分、フィリペ・ルイスのクロスにクアトラードがヘッドで合わせるが、GKヒートンがCKに逃れた。6分にはバーンリーもバーンズがボレーシュートを放ち、応戦する。
先制したのはチェルシー。14分、アザールが右サイドを個人技で突破し、PA内へ折り返す。最後は待ち構えていたイバノビッチがあわせて幸先よくゴールを奪った。翌日に31歳の誕生日を迎えるイバノビッチはPSG戦に続けてのゴールとなった。
32分にはイバノビッチがミドルシュートを放ち、カイトリーがブロック。手に当たったようにも見えたが、主審のマーティン・アトキンソンはホイッスルを吹かず。
前半は終始チェルシーが試合を支配するも追加点は奪えず、1-0のまま後半へ。
これまでバーンリーを全く寄せ付けていなかったチェルシーは70分にハプニング。ルーズボールを競りにいったマティッチに、バーンズが足の裏で危険なタックル。しかしファールはとられず、このプレーに激怒したマティッチがバーンズを突き飛ばし、レッドカードで一発退場となった。
モウリーニョ監督はオスカルをあきらめ、ラミレスを投入して中盤の安定化を図る。78分にはそのラミレスがきわどいミドルシュートを放つ。
数的優位になったバーンリーは80分にチャンス到来。セットプレーの流れから、バーンズがミドルシュートを狙ったが、クルトワがファインセーブ。そこで得たCKから最後はベン・ミーがヘディングシュートを叩き込み、同点に追いついた。
格下相手に勝ち点1では満足できないモウリーニョ監督はルイスに替えてドログバを投入して勝負に出るが、勝ち越し点は奪えず。結局1-1のドローで試合を終えた。
【了】