アーセナルのヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督が、一部チェルシーサポーターの人種差別行為に対し、持論を語っている。
チェルシーサポーターは17日、チャンピオンズリーグ・ラウンド16のパリ・サンジェルマン対チェルシーの試合後、地下鉄に乗車しようとした黒人男性を突き飛ばし、「オレたちはレイシスト(人種差別主義者)だ」と暴言を吐いた。
英紙『デイリー・メール』によれば、この騒動についてヴェンゲル監督は「痛ましい事件だ。この問題は何度も繰り返されている。厳しい罰を科さなければいけない」とサポーターの行為に憤慨。
「人種差別は社会問題だ。誰も奇跡的な解決策は見つけられていない。幼い頃からの教育で意識的に偏見をない心を身につけるしかないものだ。どの社会にも過激な考えが広がる危険性がある。いつの時代も我々は気を抜いてはならない」と問題意識をもつ重要性を訴えた。
チェルシーはこの一件に関与した数名サポーターに入場禁止の処分を下している。
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