香川真司は2アシストで勝利に大きく貢献【写真:Getty Images】
【シュツットガルト 2-3 ドルトムント ブンデスリーガ第22節】
ブンデスリーガ第22節シュツットガルト対ドルトムントが現地20日に行われ、酒井高徳と香川真司は揃って先発出場を果たした。
ともに最下位付近で苦しむチーム同士の対戦は25分、左サイドからロイスがドリブルで切り込むと、ゴール正面で香川へパス。そして、受けた香川はワンタッチでラストパスを送り、最後は好調のオーバメヤンが先制ゴールを叩き込んだ。
だが直後の30分、CKの場面でサヒンが相手をエリア内で倒したと判定され、シュツットガルトにPKが与えられる。そしてクラインがそれを沈めて同点に追いつく。
思わぬ形で失点を許したドルトムントは39分、香川の絶妙なヒールパスに抜け出したギュンドアンがウルライヒの守るゴールを破り、前半のうちに勝ち越すことに成功した。
前半は香川の2アシストもあり、ドルトムントの1点リードで折り返す。
後半も変わらず主導権を握ったドルトムントだが、香川は69分にお役御免。ブワシュチコフスキとの交代でピッチを退いた。
その後も鋭いカウンターから前線のロイス、オーバメヤン、ムヒタリヤンらがコンビネーションを駆使してシュツットガルトゴールに迫ったが、その度にオフサイドに阻まれチャンスを潰してしまう。
それでも89分、ロイスがGKとの1対1を制してチーム3点目となるダメ押しゴールを決める。
だが、シュツットガルトも諦めていない。後半アディショナルタイム、CKにニーダーマイヤーが合わせて再び1点差に迫る。
しかし反撃もここまで。2-3と全5得点が生まれた激戦を制したドルトムントは3連勝。この結果、暫定ながら一気に5チームを抜き去って10位に浮上した。
この試合にも敗れて最近6試合を2分4敗とし、最下位に沈むシュツットガルトは次節、28日にアウェイでハノーファーと対戦。
3連勝と本来の強さを取り戻しつつあるドルトムントは同日、ホームでシャルケとの“レヴィア・ダービー”に臨む。
【了】