香川真司【写真:Getty Images】
ドルトムントは20日に行われるブンデスリーガ第22節、アウェイでシュトゥットガルトと対戦する。
前半戦を降格圏の17位で折り返したドルトムントだが、第20節アウェイでのフライブルク戦、第21節ホームでのマインツ戦に連勝。さらに、多くのビッグクラブが獲得を望むMFマルコ・ロイスの契約延長も相まって、地元紙が不調からの脱出を示唆するなど、クラブを取り巻く雰囲気は明るさを取り戻した。
そして、今節は最下位に沈むシュトゥットガルトの本拠地メルセデス・ベンツ・アレーナに乗り込む。
MF香川真司は、フライブルク戦で先発に復帰すると1アシストを記録。続くマインツ戦でも先発して勝利に貢献。地元紙の先発予想では、シュトゥットガルト戦でも3試合連続となるトップ下での先発が予想されている。
しかし、その一方で独紙『ビルト』によると、フンメルス、ドゥルム、ブワシュチコフスキ、インモービレが風邪の影響で欠場する見込みだという。
24日にはCLユベントス戦、28日にはシャルケとのルール・ダービーとビッグマッチの連戦を控えているだけに、1日も早い回復が望まれる。
ドルトムントは連勝中とはいえ、相手は現在16位のフライブルクと14位のマインツ。ともに残留を争う下位クラブだけに、「不調脱出」と断言はできない。
さらに、香川も2試合連続で先発し、チャンスを作るなど勝利に貢献したが、地元紙の採点でも一定の評価を与えられた。それでも期待値が高いだけに、まだまだ「本来の姿を取り戻した」とは言えない内容だった。
現状では香川個人もチームとしても、上位を狙う強敵との対戦で結果を残せるかは未知数と言えるだろう。ミッドウィークから始まるビッグマッチ2連戦で成果を上げるためにも自信を深めることは重要となる。
それだけに、シュトゥットガルトは試金石となる。この最下位チームとの対戦では、アウェイであろうとも勝ち点3は確実につかまなければならない。
【了】
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