リバプールのFWバロテッリ【写真:Getty Images】
リバプールのMFスティーブン・ジェラードは、現地19日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のベジクタシュ戦で味方のPKを奪ったFWマリオ・バロテッリの振る舞いを非難している。
ELラウンド32の1stレグに臨んだリバプールは、試合終盤にMFジョーダン・アイブがPKを獲得。通常であれば、主将のジェラードがキッカーを務めるが、この日は負傷で欠場していたため、代役のMFジョーダン・ヘンダーソンがPKを蹴る役目を任されていた。しかし、バロテッリはヘンダーソンからボールを奪い、自身でゴールを決めてしまった。試合はリバプールが1-0で勝利した。
英紙『デイリー・メール』によれば、試合後にジェラードは「ヘンダーソンがPKを蹴るべきだった。ルールはルール。マリオの振る舞いはごたごたを起こすものだ」とバロテッリのプレーを非難。
「フットボール選手が揉めているのを見るのは良いことではない。ヘンダーソンは主将を務めたのだから、ボールを奪うことは彼に対して敬意を欠く行為だった。6、7人は蹴りたかっただろう。もし全員が蹴ること望んでいたらどうするつもりだったんだ。ルールがある理由を考えなくてはいけない」と不満を吐露した。
TV解説者を務める元クラブレジェンドのジェイミー・キャラガー氏も「バロテッリが先発出場していたら納得できた。ベンチスタートでは、やってはいけないこと」とジェラードと同様にこの行為を批判。
この一件についてバロテッリは、自身のインスタグラムで「PKを蹴らせてくれたジョーダン(ヘンダーソン)には感謝している。もう議論は止めよう。我々は勝ったのだから」とコメントを掲載。ツイッターでは「全てのサポーターに感謝している。君たちは素晴らしい。今は日曜日のゲームについて考えよう」と意に介さず。
これまで数多くのトラブルを巻き起こしては非難を浴びてきたバロテッリ。この試合では、決勝点を決めながら称賛ではなく再び論争の的となってしまった。
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