PKで決勝点を挙げたマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
【リバプール 1-0 ベジクタシュ ヨーロッパリーグ ベスト32】
ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦1stレグが現地19日に各地で行われ、リバプールはトルコのベジクタシュとホームで対戦した。
5シーズンぶりにCLへ出場したリバプールだったが、グループリーグで不覚を取り、決勝トーナメントからはELへ回ることとなった。
リーグ戦との兼ね合いもあるため、メンバーを入れ替えるかと思いきや、負傷中のジェラードが欠場する以外はほぼフルメンバーで臨む。唯一スターリングには休みが与えられ、好調のアイブが先発出場。
普段通りの3バックではあるが、前線の並びを普段の2トップ+1トップ下から1トップ+2シャドーの形に変え、1トップにスターリッジ、2シャドーにララーナとコウチーニョが入った。
リバプールがボールを支配して比較的優位に進めた前半だったが、最大のチャンスはベジクタシュ。36分、1本のスルーパスに対し、シンプルにディフェンスラインの裏へ抜け出したバがゴールを狙うが、これはリバプールの守護神ミニョレが何とか逸らして事なきをえた。
押している時間帯に先制したいリバプールだったが、前半アディショナルタイムのヘンダーソンのFKも枠のわずか左に外れてしまい、スコアレスのまま後半へ。
状況を打開すべくリバプールは63分にバロテッリを投入。さらに78分、たまらずスターリングもピッチへ送り出し、ホームでの勝利を目指す。
84分、右サイドから何度も効果的な仕掛けを見せていたアイブが、ドリブルでエリア内に侵入する。するとベジクタシュのDFは一瞬対応が遅れて、リバプールがPKを獲得。
それをバロテッリが決めてリバプールが待望の先制点を手にした。PKキッカーを決める際、ヘンダーソンからボールを奪ったバロテッリだが、PKの上手さはさすがの一言。10日のトッテナム戦以来、今季公式戦4得点目を挙げた。
その後はしっかりと1点を守り切り、リバプールがホームで先勝。来週26日に行われるアウェイでの2ndレグに向けて弾みをつけた。
【了】