QPRのラムジー監督【写真:Getty Images】
プレミアリーグのQPRを率いるクリス・ラムジー監督が現地時間17日のチャンピオンズリーグ、パリ・サンジェルマン対チェルシー戦の前に起きたチェルシーサポーターによる人種差別問題に対し、コメントを残している。19日付のイギリス『BBC』が報じた。
今月13日にハリー・レドナップの後任としてQPRの監督に就任したばかりのラムジーは、現在プレミアリーグで唯一の黒人監督。人種差別行為を行った一部の人間に対し、「私は彼らがフットボールのファンなどとは信じない」と発言している。
さらに「警察をはじめ、関係機関がいかにしてこの問題を根絶させていくかに興味がある」と、再発防止に向けた取り組みについて言及した。
「フットボール界全体として、このような差別問題解決に取り組む必要がある。もちろんフットボールの世界だけじゃない。これは犯罪だ」
ラムジーも語るように、残念ながらフットボールの世界では差別問題が度々ニュースとして取り上げられている。
今季もすでにブラジル代表のフッキやイタリア代表マリオ・バロテッリらが関わった差別問題がニュースになり、イタリアでは協会やクラブの会長が差別的発言をしたことで物議を醸した。昨年はJリーグでも人種差別が問題となった事件が発生している。
今回の一件はイギリスのデイビッド・キャメロン首相も「深刻な問題である」と言及するほどの社会問題へと発展している。
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