ロシア代表のファビオ・カペッロ監督【写真:Getty Images】
ロシア代表のファビオ・カペッロ監督は18日、スペインラジオ『オンダ・セロ』でスペインサッカーの現状について言及した。
乱暴なチームと批判されがちなアトレティコ・マドリー。しかしカペッロ監督は、アトレティコに貼られているレッテルを否定し「サッカーはオカマのスポーツじゃない」と述べた。差別的とも受け取られかねない発言だが、これはサッカーにフィジカルコンタクトはつきものだということを強調したもの。
これまでに2度、マドリーの監督を務めたカペッロ監督は、古巣の選手層のクオリティーについて「バルセロナと他の全チームより優れている」と語っている。
アトレティコにマドリーが0-4という大敗を喫したことに関しては「問題は、マドリーは良いフォワードがいれば勝てると思っていることだ」と主張し、レギュラーセンターバックのペペとラモスの重要性についても話した。
なお、11連勝とトップレベルに達したと見られるバルセロナに関しては「今はチームとしてプレーしている。前は個人技でプレーしていた」と、同クラブの好調のカギを語った。
カペッロ監督らしい歯に衣着せぬ発言でスペインサッカーを切ったが、“オカマ”という言葉を引き合いに出してしまったことは波紋を呼びそうだ。
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