敵地で引き分けたポルトイレブン【写真:Getty Images】
【バーゼル1-1ポルト CLベスト16 1stレグ】
欧州チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグが現地18日に各地で行われ、日本代表のFW柿谷曜一朗が所属するバーゼルは、ホームでポルトと対戦した。
バーゼルはGLを2勝1分3敗の勝ち点7で2位突破。国内リーグでは現在首位を走り、6連覇に向けて好調を維持。注目の柿谷はメンバー外だった。基本布陣は4-2-3-1。
一方、ポルトはGLを4勝2分の勝ち点14で1位突破。チーム総得点16は出場クラブのなかでトップ。国内リーグは現在2位で、こちらも優勝を狙える位置につけている。基本布陣は4-3-3。両者はCL初対戦となる。
試合が始まると、バーゼルがいきなり先制。11分、エリア内へダイアゴナルに走り出すFWデルリス・ゴンサレスが、MFフライからのロングパスを絶妙なトラップで受けると、倒れ込みながらGKの脇の下を抜き、ゴール左隅に流し込んだ。
得点を奪ったバーゼルは、徐々に前線からのプレスに勢いが増す。だが、技術で勝るポルトイレブンが落ち着いてボールを支配し、アタッキングサード内で押し込む場面が増えていく。
ポルトはMFブライミとFWテージョの両ウイングがサイドで優勢な局面を作るものの、決定的な場面には至らず。前半はバーゼルがリードしたまま折り返す。
後半は終始ポルトペース。 48分、CKからDFマイコンのヘディングシュートのこぼれ球をMFカゼミーロが押し込み同点、かと思いきや、味方選手がGKの視界を遮り、これはオフサイドの判定が下る。
58分、テージョが縦パスに抜け出し、ゴール前で右足を振り抜くもGKがセーブ。65分には、エリア内でMFオリベル・トーレスの横パスを受けたFWジャクソン・マルティネスが、GKの頭上を狙うループシュートを放つもゴールならず。
ポルトの波状攻撃が実ったのは78分。敵陣で押し込む展開のなか、相手DFがエリア内でハンドを犯し、PKを獲得。DFダニーロが左下隅に叩き込み、ついに同点に追いついた。
終盤にさしかかると、これ以上の失点を恐れた両チームの思惑が合致してしまい、試合は膠着状態に。同点になってからはお互い見せ場を作ることができず、1-1のままゲーム終了となった。
2ndレグは現地3月10日にポルトのホームで行われる。
【了】
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