リバプールのロジャース監督【写真:Getty Images】
現地19日に行われるヨーロッパリーグ(EL)でベジクタシュと対戦するリバプールのブレンダン・ロジャース監督は、リーグ戦とFAカップを戦う過密日程のなかでも、全ての大会で勝ち進む準備を行うと強い意欲を示している。
「今は出来るだけ多くの試合をこなしたい。タフになるのは分かっているが、試合に勝つことは我々にエネルギーを与えてくれるからね」とELが国内大会への準備に支障をきたさないことを主張。
「ELは一流の大会だと思う。優勝チームにチャンピオンズリーグ(CL)出場権が与えられるのは魅力的だ。だが、我々はそれを現実的に捉えられるほど近づいてはいない。
このクラブにいる選手たちは若くて成功に飢えている。あと何年かすればより熟成されたグループになる。もしトロフィーを掲げることができれば、このチームの成長は急速に伸びるだろう。ELは我々が真剣に取り組むべき大会なんだ」と目の前の試合を勝ち進む重要性を語った。
リバプールは今週の木曜から残りのシーズンを占うタフな連戦が続く。ミッドウィークにベジクタシュをホームに迎えると、週末には敵地でサウサンプトンに挑む。翌週にはトルコに遠征し、その週末には王者マンチェスター・シティとのアウェー戦がある。
そんな重要な連戦を控えたリバプールにとって、ベジクタシュは容易な相手ではない。現在国内リーグの首位を走るトルコのジャイアントクラブには、好調を支える3人のキープレーヤーがいる。
昨夏チェルシーから加入したセネガル代表のFWデンバ・バは、リーグ20節終了時点で17試合13ゴールを挙げ、得点王を走る。シュート数は54本を記録し、枠内率は66%でリーグトップだ。
アルゼンチン代表のMFホセ・ソサは昨季CL準優勝のアトレティコから加入した司令塔。リーグ戦の出場は14試合に留まっているが、すでに5アシストを記録する。
トルコ代表のDFセルダン・クルトゥルシュは右SBとしてリーグ2位のタックル数を誇る。チーム総失点19を支える陰の立役者だ。
リバプールが3月にいくつタイトルを狙えるポジションにいるかは、ロジャース監督の分析力とマネージメント能力にかかっている。
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