ビッグクラブ注目の若手DFが出場停止
チャンピオンズリーグ(CL)のベスト16、1stレグ。18日の2日目はシャルケ対レアル・マドリー、バーゼル対ポルトの2試合が行われる。
柿谷曜一朗の所属するバーゼルはホームにポルトガルの雄、ポルトを迎え撃つ。
バーゼルのホーム、ザンクト・ヤコブ・パルクで行われるこの一戦、ウィリアムヒル社のオッズではバーゼルに3.2倍、ドローに3倍、ポルトに2.4倍と、ややアウェイチームの有利を示す配当となった。
では、バーゼルの今季ホームでの戦績を見てみると、スイス・スーパーリーグでは6勝3分1敗、CLでは2勝1敗と悪くない結果を残している。CLでの結果を見ても、リバプールに1-0、ルドゴレツに4-0で2勝を挙げ、敗戦となったレアル・マドリー戦でも0-1と決して大敗を喫したわけではない。
しかし、痛いのはDFファビアン・シェアの出場停止だ。スイス代表のシェアは、23歳と若手ながらユベントスやアーセナルなどビッグクラブも興味を抱く実力者。1対1の強さ、空中戦、ビルドアップ能力と全てを高い次元で兼ね備えたCBだけに、彼の不在は攻守に大きな戦力ダウンだ。
シェアに代わってマレク・スヒーとCBコンビを組むと予想されるワルテル・サムエルのパフォーマンスは重要となるだろう。ローマやマドリー、インテルと欧州のビッグクラブで活躍してきた経験をバーゼルで活かす時は今しかない。
一方、攻撃陣に目を向けると、不安は少ない。シュケルゼン・ガシはトップ下や左ウイングでの起用ながら17試合で13得点を挙げてスーパーリーグの得点ランク首位を独走。
センターFWを務める33歳のシュトレーラーも負傷から復帰し、2月8日のグラスホッパー戦で得点を挙げる活躍を見せた。さらには、シュトレーラーが離脱していた時期に代役を務めた18歳のエンボロもリーグ戦で2試合連続得点を決めるなど穴を埋める活躍を見せた。