FA杯を順調に勝ち進むアーセナル【写真:Getty Images】
現地15日に行われたFAカップ5回戦でチャンピオンシップ(2部)のミドルスブラを2-0で破ったアーセナル。この試合では新加入のDFガブリエル・パウリスタがデビューを果たし、チームはリーグ戦と欧州チャンピオンズリーグ(CL)を含む3大会を戦い抜ける選手層になったと自信を深めている。
英紙『デイリー・ミラー』によると、DFキーラン・ギブスは今季のチーム状況について「間違いなく複数の大会を勝ち抜けられる集団になった。これこそが我々が求めていたものだ。私が加入して以降、これほどハイレベルな選手層を抱えることは初めてだ。今までは怪我人が増えると、チームは上向かず、ピークを維持できなかった」と総合力が向上したと主張。
ミドルスブラ戦では今冬にCBのバックアップとしてビジャレアルから加入したガブリエウが初出場を飾った。英語が話せない24歳ブラジル人のためにチームメートが協力し合って言葉を教えていると明かすギブスは「(アレクシス・)サンチェスが来た時もそうだった。そんなに長くはかからないよ。英語に慣れるためみんなで声をかけるよう努めている」と問題がないことを強調した。
しかし、今季も怪我人がいないわけではない。アーロン・ラムジー、アレックス・チェンバレン、マテュー・ドゥビュシー、ミケル・アルテタは戦列を離れており、ジャック・ウィルシャーも体調は万全ではない。サンチェス、ダニー・ウェルベック、カラム・チェンバース、ダビド・オスピナらの補強で質の高い選手の数は増えたが、コンディションに不安を抱えるメンバーが早期に戻って来ることで2季連続タイトル獲得も見えてくる。
アーセナルは週末にリーグ戦でクリスタル・パレスと対戦し、25日には欧州CLのモナコ戦を迎える。FA杯は3月7、8日のいずれかにベスト4をかけてマンチェスター・ユナイテッドと激突する。戦力が充実し始めたガナーズは今季どこまで勝ち進むことができるだろうか。
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