負傷者抱えるも厚い選手層。“死角”なきバイエルン
17日に開催されるチャンピオンズリーグ(CL)のベスト16、1stレグ。初日はパリ・サンジェルマン(PSG)対チェルシー、シャフタール対バイエルンの2試合が行われる。
今季のCLで優勝候補筆頭に挙げられるバイエルンはウクライナに乗り込む。
しかしこの一戦は本来、シャフタールの本拠地であるドンバス・アレナで行われるはずだが、同スタジアムはウクライナ軍と衝突した親ロシア派による砲撃を受けて閉鎖中。カルパティ・リヴィウの本拠地であるアリーナ・リヴィウで開催される。
この両者は初対戦となるが、ウィリアムヒル社のオッズが、シャフタールに8.5倍、ドローに4.75倍、バイエルンに1.36倍と示しているように、アウェイチームの圧倒的有利が予想される。
何より、バイエルンは直近の試合となるHSV戦で8-0と圧勝。チアゴ・アルカンタラ、ハビ・マルティネス、フィリップ・ラーム、シャビ・アロンソを負傷で欠きながら、その穴を感じさせない強さを発揮した。
通常、彼らほどのクオリティーを持つ選手を4人も欠けば、チーム力は大きくダウンするもの。しかし、バイエルンは質も量も圧倒的な戦力を有している。
ブンデスリーガ後期初戦となるヴォルフスブルク戦では、アウェイで1-4と完敗を喫しているが、だからこそ同じ轍は踏まないはず。
ウクライナでのアウェイ戦は、過去ディナモ・キエフとの対戦で1勝1分3敗と負け越しているが、ディナモ・キエフとの最後の対戦は99-00シーズン。ペップ・グアルディオラのチームに“死角”はないだろう。