契約延長の可能性が高まったと言われるMFイルカイギュンドアン【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのMFイルカイ・ギュンドアンの契約が延長される可能性が高くなったようだ。17日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
ギュンドアンの契約は2016年6月30日までであり、来季の移籍を逃せば移籍金ゼロで移籍しまうことになる。昨季FWロベルト・レバンドフスキが契約満了でバイエルン・ミュンヘンへ移籍し、移籍金を得られなかったドルトムントは、同選手が契約延長に応じない場合に売却する準備があると言われている。
ギュンドアン自身も、将来的にイングランドまたはスペインでのプレーを夢見ており、レアル・マドリーからのオファーを断ったことも明かしていた。
しかし、ここに来てFWマルコ・ロイスが契約を延長。その影響でギュンドアンも契約を延長する可能性が高くなったと同紙は伝えている。
また、14ヶ月にも及ぶ負傷離脱により、信ぴょう性のないイングランドの噂しか出ておらず、多くのクラブは同選手から手を引いたと見られている。マドリー、バルセロナの噂も現在は消滅しており、ビッグクラブは怪我明けの同選手の獲得に難色を示しているようだ。
ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは「来週にでもミヒャエル・ツォルクが話し合いを始めるだろう」と明かしており、24日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)のユベントス戦後にも契約延長交渉が開始される見込み。
ギュンドアン自身は「それ(契約)については何も言えないが、ロイスの契約延長は嬉しく思う」と、話している。
ツォルクSD(スポーツディレクター)は「私はトップ選手が他のトップ選手とプレーしてみたいと思うものだと信じている」と述べており、ロイスの残留がギュンドアンの契約延長に好影響を与えることになると信じている様子。
来季のCL出場は現実的に厳しいが、戦力を維持できれば再び巻き返すことも可能になる。果たしてギュンドアンはロイス同様にクラブ愛を貫くのだろうか。
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