ドイツ・ブンデスリーガ1部第21節が現地時間14日に開催され、FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンはボルシア・メンヒェングラードバッハとアウェイで対戦して0-1で敗れている。
ドイツ国内は現在カーニバルと呼ばれる祭典の真っ最中であり、人々が仮装をしてパレードを行ったりする。
同試合にも仮装した観客が複数訪れた。その中で”ボーイズ”と呼ばれるゴール裏のサポーター集団が白のオーバーオールに身を包み、試合後に爆竹の投げ入れや、ピッチ内へ乱入する行為を行ったという。さらに制止に入った警官隊と乱闘になり、ボルシアMGサポーターや警備員を襲撃したようだ。
16日のドイツ紙『ビルド』をはじめドイツ各メディアによれば、この暴挙を重く見たケルン側がサポーターグループから”ボーイズ”を除名し、アウェイ、ホームの年間チケットの権利をはく奪、さらにスタジアムへの無期限入場禁止の措置をとるという。
ケルンは「”ボーイズ”の行為に遺憾の意を示し、厳罰な処置を下す」と、声明を発表。ヴェルナー・シュピナー社長は「残念だ」と語り、アレックス・ヴェールレ代表は「ショックを受けている」と述べている。
さらにケルンにもドイツサッカー協会(DFB)から重い処分が下される可能性があるようだ。処分内容は未定だが、罰金に加えて無観客試合となる見込み。
”ボーイズ”は昨年1月にも問題行為働いており、その際は警察の荷物検査で武器と麻薬が発見されたと言われている。
安全管理のためにスタジアムから排除することは重要だが、21日にはホームのハノーファー戦を控えており、クラブの早急な対応が求められる。
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