チームの守備に不満のフィリッポ・インザーギ監督【写真:Getty Images】
セリエA第23節が現地時間の15日行なわれ、ミランはホームでエンポリ相手に1-1と引き分けた。ミランの指揮官フィリッポ・インザーギ監督はチームの守備に不満を抱いている。イタリアTV局『メディアセット』が試合後のインタビューを伝えた。
インザーギ監督は、「頭を働かせる必要がある。選手たちは信念を取り戻さなければいけない」と不甲斐ない戦いに終始したチームを残念がった。
「守備陣が整った状態で失点することはできない。ティフォージのことは理解できる。今はとても苦しい時期だからだ。今日は、9人になってしまったということを考慮しておこう。もっと状況が悪くなることもありえたよ」
ミランは後半にGKディエゴ・ロペスがエリア外でハンドを犯し退場となった。その上で試合終了間際にDFガブリエル・ペロッタが負傷し、9人での戦いを強いられてしまった。その後はエンポリに攻め込まれるも何とか引き分けに持ち込んでいる。
一方で、FWマッティア・デストロはミランで初得点となる先制ゴールを決めた。指揮官は「エリア内に可能性のあるボールを多く供給しなければいけない」と語ると、自身の理想とする攻撃的なサッカーを展開する必要があることを強調した。
「我々は4人の攻撃的な選手をプレーさせようと考えていた。ミランにはクオリティがあり、私はそれを利用したいと考えている。我々はミランなんだ。相手ピッチでプレーをしたい。このシステムで2週間やってきた。確実に成長しているよ」
この引き分けで、ミランは暫定11位をキープしている。次節19位のチェゼーナと対戦する。
【了】