アーセナルに所属する20歳のDFチェンバース【写真:Getty Images】
現地15日にFAカップ5回戦のミドルスブラ戦で戦列復帰を果たすアーセナルのDFカラム・チェンバースが、自身が想像する以上に出世街道を歩んでいる事実に驚いていることを、英紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在20歳のチェンバースは、7歳の時にサウサンプトンでキャリアをスタートさせ、2012年にトップチームに昇格。2013-14シーズンに右SBの定位置を確保し、今季シーズン前に移籍金1600万ポンド(約29億円)で名門アーセナルに移籍した。
「(サウサンプトン時代に)私は2年間、リッキー・ランバートのシューズ磨きをしていたんだ。最近ではこういった習慣が残るクラブは少なくなってきているが、ユースチームに所属していた自分にとっては身の丈を知る良い経験だったよ。当時はランバートのようにシューズを磨いてもらえるほど優れた選手になりたいと思った。彼は私に多くの助言を与えてくれたし、礼儀も正しく、素晴らしい選手だったよ」と古巣での思い出を告白。
しかし、4年前までトップ選手のシューズ磨きをしていた同選手は、想像を絶する早さでキャリアを築いていることに驚きを隠さない。
「(アーセナルでの)デビュー戦だったコミュニティーシールドのマンチェスター・シティ戦は、不慣れなCBでの出場で少し緊張していた。だが移籍して数カ月後には、イングランド代表に選出され、欧州CLにも出場している。過去を振り返ったり、あのプレーは良かったなどと考える暇もない。とにかく今は目の前のチャンスを生かし、自分がどれほどの選手なのかを証明したい」と現在の心境を吐露した。
チェンバースの同世代には新時代を担う若手選手が大勢いる。ルーク・ショー、ナサニエル・クライン、ジョン・ストーンズ、ロス・バークリー、ジョーダン・イベ、ラヒーム・スターリング、そしてハリー・ケインだ。
「(2015年U-21欧州選手権に)招集されれば、とても幸せなことだ。私たちの世代には才能豊かな選手が集まっているし、優勝することも可能だと思う。仮に一番になれなくても、イングランドは近い将来素晴らしいチームになる」と今後の活躍を誓った。
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