ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)のトニー・ピューリス監督が、イングランド2部ボルトンのニール・レノン監督を声帯模写した北アイルランド人ファンによるイタズラ電話に引っかかり、プライベートな移籍話を繰り広げるという赤っ恥をかいた。12日の英メディア『BBC』などが報じた。
この一部始終は北アイルランドの下部リーグでプレーするブレイン・モリソンというファンによってビデオに収められており、9日に動画投稿サイト『ユーチューブ』で配信されて話題となった。WBAは11日、ピューリス監督がイタズラ電話に騙されたことを認めたとされる。
同ファンはレノン監督を装ってピューリス監督を信じ込ませると、WBAの北アイルランド代表DFガレス・マコーリーを期限付きで獲得できないかと交渉。
するとピューリス監督は「彼は素晴らしい選手で、毎週プレーしていて絶好調だから」と放出を拒否したものの、昨季率いたクリスタル・パレスに在籍する31歳のアイルランド人DFパディ・マッカーシーを「いい選手だ」と勧めた。
最後にピューリス監督は「他に何か協力してほしい事があれば連絡してくれ」と言って電話を切った。
当事者の監督2人は11日、『BBC』のラジオ番組に出演し、レノン監督は「トニー、ガレス・マコーリーは期限付きで獲得可能か?」という冗談で笑いを誘った。
一方、いたずら電話をしたファンは12日のラジオ番組で、「まさかうまくいくとは思わなかった。両監督が冗談として受け取ってくれたことをうれしく思う」と話した。
なお、WBAは11日にホームで行われたリーグ第25節でスウォンジーに2-0で勝利し、14位に浮上している。
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