「皆が成功した未来を信じることを望む」
連日ロイス一色である。ブンデスリーガ第21節、ドルトムント対マインツの一戦の前日、依然としてメディア各紙を占めたのは、BVBと新たな契約を交わしたばかりのマルコ・ロイスの話題だった。
2015年2月12日付の独大衆紙ビルトは「さあクロップがボ“ロイス”ア・ドルトムントを組み立てる」という大きな見出しを掲載した。同紙は「BVBの指揮官ユルゲン・クロップはロイスの契約延長から推進力を期待している」とする。
ビルト紙は、ロイスの2019年までの契約延長=ドルトムントは再びタイトルを掴むことの出来るチームを構築するということ、と考えているようだ。ロイスを中心に据えた再編、ということである。
12日付のルール地方の地元紙レヴィアシュポルトは「拍手、拍手…」という見出しとともに、「マルコ・ロイスの契約延長は新しい基準を設置する」と小見出しを付けた。同紙は「いずれにせよ指揮官(クロップ)は契約のサインのシンボルとしての力を信じている」と記している。
クロップは、ロイスが「我々が現在置かれた状況を整える」と考え、「共にする未来への決断だ。私はここにいる皆が成功した未来を信じることを望むよ」と述べた。
レヴィアシュポルト紙は、契約延長についてのロイス自身のコメントも掲載している。
「人生に対する1つの決断だよ。ボルシア(・ドルトムント)はただ、僕のクラブだ。ここで人々は敗北も勝利も分かち合う。ここには強く協力したいと思う、やらなければならないことが多くある」
クロップは「特別な雰囲気はまた、いつも傑出した成果の土台だよ」とも言葉を残している。