”シンジ対決”を前に試合に集中するMF香川真司【写真:Getty Images】
ブンデスリーガ第21節が現地時間13日から15日にかけて行われる。MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントは31日、ホームでFW岡崎慎司の所属するマインツと対戦する。
日本人対決というだけでなく、”シンジ対決”ということもあるためマインツは、香川に対し単独インタビューを行った。その内容を12日の公式サイトで公開している。
まず、今季のチームの不振の原因について問われた香川は「もし、原因が1つだけなら、もう解決している。でも多くのことがある」と、答えている。そして、多くの負傷者、短い準備期間、さらにスタートダッシュの失敗、これら全てが重なり自信を持てなくなったと考えているようだ。
しかし、7日に行われたフライブルク戦でようやく勝利。香川は「確証はないけど、そう信じている」と、状態を改善できると信じている。
自身のパフォーマンスについては「試合勘がない状態でマンチェスター(・ユナイテッド)から来て、それでも非常に良いスタートを切ることができた。でも、それからまた良くない試合が増えて」と、振り返った。しかし、「フライブルクではまた良くなっている、良い準備できている感覚があった。チームを助けたい。そして、できると信じている」と、手ごたえを感じたようだ。
ドルトムント、そしてアジア杯の話から突然対戦相手である岡崎の話に切り替えられ「今彼の話?」と、驚いた様子。それでも「さっき広報部のオフィスに行って、”シンジ”のためにチケットを何枚か手配できないか聞いたんですけど、ジグナル・イドゥナ・パルクはいつも完売で難しいんですよね」と、まずはユーモアを交えた返答をしている。
そして、「素晴らしい選手でもあり親友」ではあるが、自身の持っていた海外日本人選手歴代最多得点記録を抜かれたことに「当然、記録は抜き返したい」と、ライバル心ものぞかせた。
しかし、「今はまず残留することが何よりも大事」とチームを優先し、フライブルク戦で見せたハードワークを続けることを誓った。
最後に試合に期待することは「戦い、情熱、勝利」と話し、岡崎には「勝ち点3を取って試合に勝った後なら喜んで会いたい」と、まずは試合に集中しているようだ。
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