日本勢でACL初優勝を飾った浦和レッズ【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は12日、JFAハウスで理事会を開き、今シーズンのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場クラブに対する財政面でのサポートの強化を発表した。
JFAは、2013年に「ACLサポートプロジェクト」を立ち上げ、ACL出場クラブの財政面をサポートしてきた。しかし、この2シーズンは2013年の柏レイソルによる準決勝進出が最高となっており、昨シーズンは出場した全てのクラブがラウンド16を突破できなかった。
Jリーグ勢のACL優勝は07年の浦和レッズ、08年のガンバ大阪以来遠ざかっており、JFAはアジアでのJクラブの地位低下やFIFAクラブW杯出場という貴重な機会を逃している現状を危惧。
さらに今シーズン以降、本大会での戦績が以後の各リーグ出場枠数を決める要素として、これまで以上に大きな比率を占めることとなった。そのため、今回の財面でのサポート強化の決定に至ったという。
会見に出席した原博実専務理事は、「昨シーズンまではラウンド16以降に勝利ボーナスを与えていたが、今シーズンからはグループリーグから全ての試合に与える」と説明。サポート強化によるJFAの予算については「昨シーズンまでのほぼ倍」と語った。
今シーズン、JリーグからACLに出場するのはG大阪、浦和、鹿島アントラーズに加えてプレーオフから参加する柏の4クラブ。JFAからの財政的サポート強化によって、好成績を収めることが出来るだろうか。
昨シーズンまでのサポート内容は以下の通り
JFAから
・準々決勝以降のステージ進出インセンティブとしての強化費
Jリーグからは
・グループリーグ及びラウンド16遠征費(航空券代)80%の補助
・準々決勝以降の遠征費(航空券代)50%の補助
今シーズンからのサポート内容は以下の通り
JFAから
・グループリーグにおけるインセンティブとしての勝利給(試合ごと)
・ラウンド16、準々決勝、準決勝各ステージ進出インセンティブとしての強化費
Jリーグからは
・グループリーグおよびラウンド16遠征費(航空券代)80%の補助
・準々決勝以降の遠征費(航空券代)50%の補助
【了】
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