退任が決まったサンフレッチェ広島・小谷野薫社長【写真:Getty Images】
サンフレッチェ広島は12日、小谷野薫代表取締役社長の退任を発表した。
2013年1月より広島の社長を務めていた小谷野氏は、「サンフレッチェの取締役になってから3年、社長になってから2年の間、皆様には本当にお世話になりました。この間、チームのリーグ戦2連覇やACLの2年連続出場、天皇杯とJリーグヤマザキナビスコカップの準優勝と、今となっては素晴らしい思い出ばかりです」とクラブ公式HP上で感謝のコメントを発表している。
社長に就任した2013年には「こやのん」という、小谷野社長をモチーフにしたゆるキャラが作られ、こやのんグッズが大ヒットするなど、サポーターからは大いに愛された存在だった。
すでに4月に行われる広島市長選への立候補を表明しており、旧広島市民球場跡地におけるサッカー専用スタジアム建設などを推進していく考えを示している。
小谷野社長はクラブ公式HPで「いろいろなアクシデントや失敗もありましたが、社長就任の時の挨拶の通り、自分なりに『1日25時間』突っ走れたと思います。この2年間は私の人生にとっての宝物のような時間でした。これからも私は広島のために頑張ります」と述べ、今後へ向けた決意を新たにした。
なお、新社長は今月20日に行われる取締役会で決定する予定となっている。
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