レアル・マドリーは10日、本拠地サンチャゴ・ベルナベウの改修工事の予定が取り消されると公式サイトを通じて発表した。
マドリッド高等裁判所は、2012年1月15日に成立したベルナベウの改修工事に繋がるマドリッド街変更プランを取り消した。なお同クラブは、このプロジェクトが実行されるようマドリッド市役所と協力する意向だという。
ペレス会長による改修計画は、スタジアム付近に1万2250平方メートルの新ショッピングモールとホテルを建設すること。さらに、スタジアムに屋根を設置することである。市役所は他にも地下に600台の自動車が入る駐車場の建設にも許可を出した。
マドリーは新ショッピングモールとホテルを建設する土地を手に入れるため、6858平方メートルの旧ショッピングモールと、クラブが所有している下町カラバンチェルにある5577平方メートルの土地を引き渡し、更に660万ユーロ(約9億2400万円)を支払ったという。
ペレス会長が目論む1万2250平方メートルの新ショッピングモール予定地とマドリーが引き渡す計1万2435平方メートルの土地は一見、同等の土地交換のように思われるが、実情は全く別。土地の価値に大きな差があり、そのためマドリーの要求は取り消されたのかもしれない。
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