ジュビロ磐田加入が決定した元イングランド代表のボスロイド【写真:Getty Images】
ジュビロ磐田は10日、元イングランド代表FWジェイ・ボスロイドの加入を正式発表した。
タイのムアントン・ユナイテッドから移籍してきてボスロイドは、カーディフに所属していた2010年にイングランド代表として1試合に出場した経験のある大型ストライカー。当時2部のクラブから異例の代表選出ということで大きな話題を呼んだ。
しかし、2011年のQPR移籍後は低迷が続き、シェフィールド・ウェンズデーへの期限付き移籍を経て昨年タイへ新天地を求めていた。
ボスロイドは190cmの大柄な体格と高い身体能力を生かしたプレーを得意とするタイプのストライカー。若かりし頃はスピード、パワー、テクニック3拍子揃った選手として世代別代表にも選出されるなど将来を嘱望される選手の一人だった。
近年は全盛期に比べてスピードやパワーこそ低下しつつあるものの、巧さがより際立つようになり、ポストプレーの正確さなども以前に比べて大きくレベルアップしている。
一方で年間を通した継続性に欠くという評価も根強くある。昨年はタイ1部リーグで16試合出場6得点にとどまっていた。
ボスロイドにとって、日本はイングランド、イタリア、タイに続いて4ヶ国目の挑戦となる。
アーセナルの下部組織出身だが、行く先々で周囲と揉めて放り出され、その後もドラッグ使用の容疑で逮捕されたり、交通事故で一時記憶喪失になったりトラブルメーカーとしても有名な新ストライカーは日本でどのような活躍を見せるだろうか。
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