この試合でも存在感を発揮したスティーブン・ジェラード【写真:Getty Images】
【エバートン 0-0 リバプール プレミアリーグ第24節】
プレミアリーグ第24節が現地7日に各地で行われ、エバートンとリバプールによる伝統の一戦、“マージーサイド・ダービー”は0-0の引き分けに終わった。
アウェイに乗り込んだリバプールはここ最近結果を残している3バックを継続して採用。また、今冬レンタル先のダービーから呼び戻されたアイブが大一番で復帰後初先発を飾った。
エバートンはいつも通りのメンバーを起用し、冬の移籍市場で獲得したレノンをベンチ入りさせてダービー勝利を目指す。
試合は序盤から高いテンションで頻繁に攻守が入れ替わる激しい展開に。そんな中、リバプールは中盤の守備で重要な役割を果たしていたルーカスが16分に負傷でアレンとの交代を余儀なくされる。
それでも初先発のアイブが存在感を発揮。右サイドを起点にゴール前まで侵入し、ポスト直撃のシュートを放つなど持ち味を存分に発揮した。
エバートンも集中を切らさず鋭いカウンターから何度もゴールに迫ったが、得点を挙げるまでに至らない。
前半は緊迫した展開も、両者一歩も譲らずスコアレスのまま前半を終えた。
後半に入っても引き締まった内容が続く。リバプールは56分にコウチーニョを下げてスターリッジを投入。対するエバートンは60分にミララスとの交代でレノンをピッチへ送り出した。
しかし、相変わらず両チームとも決定的なシュートを放つ場面が少なく、1点が遠い。ゴール前でハイレベルな攻防が続き、見ごたえのある展開が続く。
87分、エバートンはコールマンが角度のないところから強烈なシュートを見舞うが、これはGKミニョレがファインセーブ。直後にジェラードが絶妙なワンタッチシュートでゴールを狙うが、これも枠を外れてゴールとはならなかった。
最後まで見る人を飽きさせない緊迫した試合だったが、1点が生まれず。ジェラードにとって33回目にして最後のマージーサイド・ダービーはスコアレスドローに終わった。
エバートンは次節、11日にアウェイで首位チェルシーと、リバプールは10日にホームでトッテナムを迎え撃つ。
【了】