「監督交代後の失敗のリスクが大きすぎる」
再びドルトムントの周囲が騒がしくなっている。ブンデスリーガ第20節フライブルク対ドルトムントの前日、2015年2月6日付の独大衆紙ビルトは「だからドルトムントはクロップをクビにしない」と大きな見出しを付けた。隣ではジャージ姿のクロップがうなだれている。
同紙によれば、昨日5日、ドルトムントの社長であるハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏とスポーツ・ディレクターのミヒャエル・ツォルク氏による「危機」に対する分析会議が行なわれた。そして「結果」は「ユルゲン・クロップ(47歳)への職の保証が更新する!」とのことである。
ビルト紙「クロップは本当にネガティブ・シリーズを止めるBVBの監督として留まるのですか?」
ヴァツケ氏「もちろんだ! 疑問の余地はない。そして私は今、毎週新しい人物からこのような問いに答える用意は全くない。私がこのことに関してオフィシャルに話すのは、これが最後だ」
ビルト紙は「ファンの激しい怒りが膨れ上がっているにもかかわらず、BVBはクールなままだ」と記して、前節「アウクスブルクの破滅(0-1)」の後で最下位となったにも関わらず、クロップが解任とならないことを訝しがっている様子である。
同紙は同紙なりにその理由を考えて、ヴァツケ氏とツォルク氏はタイトル獲得者のクロップを理想的な指揮官として納得していること、監督交代後の失敗のリスクが大きすぎること、といったこととしている。
また他には「夏に2500万ユーロ(約33億6300万円)で出て行くことの出来るロイスは、既にBVBへの意欲を失っているのか?」と書き立てた。
ロイスの、アウクスブルク戦でのボールタッチ数の少なさ、1対1勝率の低さなどを取り上げている。そしてインモービレとともにアウクスブルク戦での様子を「期待はずれ」とした。