セルヒオ・ラモスは当初の見立てよりも重傷で長期離脱へ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は6日、翌日に控えたアトレティコ・マドリー戦に向けた記者会見に出席した。
その席で4日のセビージャ戦で左ハムストリングを負傷し、ナチョとの交代を余儀なくされたセルヒオ・ラモスの状態について「彼は5週間ほどの離脱になるだろう」と明かした。
当初は軽傷で2~3週間ほどの離脱と見られていたが、予想以上に重傷だったようだ。
そのうえでアンチェロッティ監督は、「ナチョとヴァランを信頼している。彼らはいいプレーを見せているし、熱意を持って取り組んでいる」とダービーでCBコンビを組むことが濃厚な2人への信頼を強調した。
マドリーはポルトガル代表DFペペも先月15日のアトレティコ戦で負った肋骨の打撲の影響で欠いているため、本来レギュラーとしてCBコンビを組む2人が揃って不在となっている。
クリスティアーノ・ロナウドが復帰する見込みとなっているが、マルセロが累積警告により出場停止、ハメス・ロドリゲスが右足を骨折し、ここにきて主力に欠場者続出の厳しい状況に立たされている。
先月行われたスペイン国王杯準々決勝のアトレティコ戦2試合では、同じ街のライバル相手に4失点を喫し、勝利を挙げることができていない。
それでもアンチェロッティ監督は「重要なのはこの最近のアトレティコ戦のよくない流れを変えることだ。とても難しい試合になるだろうが、これまでとは違う結果を残したい。我々はアトレティコを恐れていない」と1ヶ月で3度目となるダービーでの勝利を誓った。
現地7日に行われるマドリード・ダービーは、日本時間8日0時キックオフだ。マドリーはこの大一番に勝利すればリーグ戦6連勝で、3位アトレティコとの勝ち点差を10に広げることができる。
【了】