バイエルンにも4-1。メディアに話題を提供
すっかり立場は入れ替わってしまったのだろうか。
ブンデスリーガが再開して早一週間が立とうとしている。後半戦の2節を終えて、最下位ドルトムントが本来あるべき場所に陣取っているのは、2位と好調のヴォルフスブルクである。
1月30日の後期初戦でバイエルンを4-1のスコアで下した余韻は、しばらく尾を引いた。その翌々日の2月1日付独大衆紙ビルト日曜版は、「ヴォルフスブルクは新しいドルトムントである」と見出しを付ける。このようにヴォルフスブルクは、リーガ再開後では最も目立ってメディアに話題を提供している。
王者を一敗地にまみれさせたといっても過言ではない4-1の翌日、31日付の独大衆紙ビルトは「ノイアーに対する4つのボール」と大きくインパクトのある見出しを付けた。続けて「ヴォルフスブルクがグアルディオラの巨人たちに屈辱を与える」とする。
また試合の前には、人々の心の中では今なおヴォルフスブルクに所属するマランダへの哀悼の意が捧げられている。若き才能マランダの交通事故による死は、冬季中断期間中では最も大きく報じられたニュースの1つだった。
4つ目の「ボール」が「ノイアーに対して」突き刺された73分、1対1でダンテを揺さぶったデ・ブルイネの勇猛果敢なフェイントは、天に召したマランダの魂をも揺り動かしたことだろう。
ビルト紙:「ペナルティーエリアの中でデ・ブルイネは踊る」
続いて1日付のビルト日曜版は「バイエルンへの反攻」と黒く太字で大きな見出しを付けた。続けて「リーガはバイエルンを相手のヴォルフスブルクの4-1に驚嘆する。今なおまたシュールレがやって来る。そして夏には次のビッグ・ネームがやって来るのだろうか?」とする。