ドルトムントは4日、ホームでアウクスブルクと対戦し、0-1で敗戦した。相手の退場で数的有利となりながら、5試合連続未勝利となり、いまだ降格圏を抜けられずにいるドルトムント。

　後半途中から出場した香川は、「もちろん修正はありますけど、コンディションは良い。負けていますし、こういう状況であれですけど手応えは感じている。良くなっているというのは凄くあるんで、次の試合に向けて中2日、3日なので次頑張ります」と試合後に語った。

　また、ベンチからは冷静に試合を分析していたようで、「やっぱり前半の内に先制点を取りたかったですけど、この状況ですから。それも中々難しいのかなあと思いながら、相手も良かったですし、ただやはり前半の内にね。チャンスがあったので、決め切れないとああいう流れになっちゃうのかなと思います。でも次に向けてやるしかないと思います」と振り返った。

　試合後、チームを支え続けてきたサポーターからブーイングを受けたドルトムントの選手達。その状況について香川は「今年はある意味初めてのことばかりですから。逆に2年間良かったですから、まあこういうことも一つ経験ですし、サポーターもこれくらい耐えてくれていたんで。

　ある意味今日は自然的なものだと思いますし、でもこの状況を打開するのは本当に自分たち次第なので、しっかりと次の試合頑張ります」とサポーターの不満にも理解を示した。

　2月からはチャンピオンズリーグ決勝トーナメントも始まり、ドルトムントはイタリア王者のユベントスと対戦する。不調が続くリーグ戦に加えてさらに連戦が続くことになるが、「試合は多い方が良いですし、次の試合も中2日なので次に切り替えていきたいですし、本当に一つの流れを掴めれば、絶対ね。それだけの選手がいる訳ですから、必ず立ち直っていけると信じています」と復調を誓った。

　アジアカップ準々決勝UAE戦ではPKを外してしまった香川だが、今はメンタルも回復したようだ。「メンタル的にも凄く今は、負けてあれですけど一番充実していると思いますし、サッカーに集中出来ている。だから必ず勝てて来れば結果は付いて来ると信じていますし、だからチャンスをしっかりと待って少しずつ階段を上がりたいと思います」

【了】

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