ウェストハムのセネガル代表FWサコ【写真:Getty Images】
イングランドのウェストハムは、セネガル代表FWディアフラ・サコの起用についてFIFA(国際サッカー連盟)のルールを破ったとして、10万スイスフラン(約1270万円)の罰金処分を下された。4日、イギリス『BBC』など複数メディアが報じている。
サコは現在開催中のアフリカネーションズカップ参加のため、セネガル代表への招集を受けていたが、大会開幕前の先月7日に背中の負傷を理由に代表からの離脱を発表しクラブへと戻っていた。
サコ不在のセネガル代表は、1月27日に行われたグループステージ最終戦でアルジェリアに0−2で敗れた。これによりグループCで3位となり、大会から姿を消した。
しかし、サコはセネガル敗退の2日前(1月25日)、FAカップのウェストハム対ブリストル・シティ戦に途中出場。25歳のストライカーは決勝ゴールを決め、5回戦に進出に大きく貢献していた。
FIFAは国際大会への参加が義務付けられた選手は、原則クラブの試合には出場できないと定めている。代表に招集を受け、本来はセネガル代表として戦っていたはずのサコは、負傷でやむなく欠場となったのにも関わらず、クラブの試合に出場したことがルール違反と判断された。
ウェストハムはFA(イングランドサッカー協会)からもブリストル戦の勝利取り消し処分を受ける可能性があったが、今回はこれを免れ、FIFAからの罰金のみとなっている。
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