マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは現地3日に行われたFAカップ4回戦の再試合でケンブリッジに3-0で勝利。試合後、ルイス・ファン・ハール監督のコメントを英国複数メディアが報じた。
「私はカジノ好きな人間ではないし、賭けをすることも許されていない。だが君(記者)にチップを渡すから、うち(ユナイテッド)にベットしてくれ。我々には本当にチャンスがある」と、冗談交じりにチームを称えたファン・ハール監督。
「我々はこの大会で最も多く優勝している(アーセナルと並ぶ11度)。ユナイテッドの地位は依然“最高峰のクラブ”だ」(注:最後の優勝は2004年)
だが“レッド・デビルズ(ユナイテッドの愛称)”はこの冬に古株のフレッチャーを放出し、現所属メンバーのなかでFA杯優勝経験者はゼロになった。そのため同監督は「まだアーセナルやリバプールもいる。油断はできない」と、自軍を優勝候補に挙げながらも今後の厳しい戦いを見据えていた。
今大会は、プレミアリーグトップ2のチェルシーとマンチェスター・シティが、下部リーグクラブによるジャイアントキングで早期敗退する波乱が続いている。しかし、ファン・ハール監督は「下位レベルのクラブとの対戦の方が生き残れる可能性はより高くなる」とユナイテッドが同じ轍を踏まないこと強調。
これまでアヤックス、バルセロナ、バイエルンを率いてきた同監督は「私にとってFA杯はクラブやファンが思うほど重要なタイトルではない。しかし、どの国でも就任初年度にタイトルを獲得してきた」と優勝に対する思いを吐露した。
ユナイテッドは現地17日に5回戦で3部のプレストンと対戦する。
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