ネイマール(中央)【写真:Getty Images】
バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は3日、スペインTV『8TV』で自身の脱税疑惑について言及した。
ネイマールの移籍に関わる納税額を不当に操作したとされる件で告発されたバルトメウ会長は「我々は真実を語り続ける」と、無実を主張した。
ネイマールの獲得費用は9000万ユーロ以上とされるものの、バルトメウ会長は5700万ユーロ(約74億円)だと言い張り「我々は世界のスターを格安で連れてきた。合法な手段で獲得したのだから、もし同じシチュエーションがあったとしたらまた同じやり方でやる」と語った。
ここ1年バルササポーターを悩ませている多数の告発について、バルトメウ会長は何らかの陰謀があると思わせる発言をした。しかも同会長は、バルサが獲得する前にネイマールに関心を示していた宿敵レアル・マドリーを連想させる言い方をしている。
「我々より高い移籍金を支払ってでもネイマールを獲得したいクラブがあった。それでも獲得できなかったことが気にくわなかったのだろう。とうとう超えてはいけない一線を越えてしまった。マドリーが裏にいるとは言わないが、ネイマールの父はバルサとマドリーからしかオファーがこなかったと言っていた」
なおバルトメウ会長は、カタルーニャ州が行う地方独立運動に賛成したことによって「誰かさんは我々の姿勢が気にくわなかった」と、政治的問題によっても攻撃されていると批判した。
最後に、6月に前倒しで行われる会長選挙に立候補する意思は消えていないと伝えた。「バルサと私が不起訴になるよう願う」
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