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「交渉に応じる可能性あり」バルセロナ、サッカー日本代表DF冨安健洋獲得を検討か。SDデコ氏が特使を派遣と現地が報じる

text by 編集部 photo by Getty Images

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アーセナルの冨安健洋

【写真:Getty Images】

バルサが冨安獲得に動く

 アーセナルに所属する26歳のサッカー日本代表DF冨安健洋は2度目の膝の手術を行ったことにより、シーズン半ばではあるものの一足早く今季終了となった。その冨安に対して、スペインの名門バルセロナが関心を示しているようだ。現地メディア『Fichajes.net』が現地時間28日に報じている。

 

 開幕前のプレシーズンで負傷した冨安は、昨年10月4日に行われたプレミアリーグ第7節のサウサンプトン戦でベンチ入りし、84分に途中出場した。しかし、膝の怪我が再発したことで再び離脱し、戦列から離れている。さらに、手術を決断したため、復帰は25年末だと伝えられていた。

 そんな冨安獲得に関心を示しているというのが、今季ハンジ・フリック新監督のもとで絶好調のバルセロナだ。

「バルセロナはすでに来季の計画に取り組んでおり、SD(スポーツディレクター)デコ氏が率いるスポーツ部門の優先事項の一つは、右サイドバックのポジションを強化することだ。このポジションは依然として悩みの種であり、信頼できる安定した選手を見つけることができていない。クラブはスカウトネットワークを活性化させており、カンプ・ノウのオフィスで最も人気がある名前のひとつが冨安だ。アーセナルでプレーするこの日本人選手はデコの関心を引いており、そのパフォーマンスを視察するためにロンドンに特使を派遣したという」

 同メディアは、「右サイドバックだが、センターバックや左サイドでもプレーすることができ、ハンジ・フリック監督率いるコーチングスタッフはそれを高く評価している。この汎用性により、ドイツ人監督は様々なシナリオに対応できる非常に貴重な選手を手にすることが可能だ」と、フリック監督の求める能力を有しており、獲得に動く可能性は十分あると伝えていた。

 英メディア『デイリー・メール』は、冨安が負傷して長期離脱する前から、クラブは売却を検討していたこと。今夏の移籍市場において放出することを視野に入れ、怪我の復帰後に冨安の評価を行おうとしていたが、再び負傷して手術をしたことにより、夏の移籍市場で放出するのは非常に難しい状況となったことを過去に報じていた。

 そのため、『Fichajes.net』は、長期離脱している冨安を獲得しようとするクラブが存在するのであれば、アーセナルはフリーでの放出を防ぐために交渉に応じる可能性はあると伝えている。

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