リッカルド・サポナーラ(左)とマイコン(右)【写真:Getty Images】
【ローマ1-1エンポリ セリエA第21節】
イタリア・セリエA第21節が現地時間の31日行なわれ、ローマはホームでエンポリと対戦した。
首位ユベントスとの勝点差が7に広がり、勝利が求められるローマ。フアン・マヌエル・イトゥルベ、フランチェスコ・トッティ、アデム・リャイッチの3トップで試合に挑む。一方のエンポリはリッカルド・サポナーラがインサイドハーフに入った。
両チームのスターティングメンバーは以下。
ローマ(4-3-3)
GK:モルガン・デ・サンクティス
DF:マイコン、コンスタンティノス・マノラス、マプ・ヤンガ=エムビワ、ホセ・ホレバス
MF:ミラレム・ピャニッチ、セイドゥ・ケイタ、ラジャ・ナインゴラン
FW:フアン・マヌエル・イトゥルベ、フランチェスコ・トッティ、アデム・リャイッチ
エンポリ(4-3-1-2)
GK:ルイジ・セペ
DF:エルサイド・ヒサイ、ダニエレ・ルガーニ、フェデリコ・バルバ、マリオ・ルイ
MF:リッカルド・サポナーラ、ミルコ・ヴァルディフィオーリ、マティアス・ベシーノ
マッシモ・マッカローネ
FW:マヌエル・プッチャレッリ、ダニエレ・クローチェ
序盤戦はエンポリの素早いカウンターからのサイド攻撃にローマが苦労する展開が続く。
それでも20分、フリーキックからヤンガ=エムビワがフリーでヘディングするも、ここはオフサイドの判定。
24分、ローマにアクシデント。イトゥルベが足首の負傷で交代し、代わりにアレッサンドロ・フロレンツィが投入される。
37分、試合が動く。ヒサイからサポナーラに長いスルーパスが通ると、マノラスがエリア内で後ろから倒してPKを献上、一発レッドカードで退場してしまう。これをマッカローネが確実に決めてエンポリが先制した。
ローマはこの退場により、トッティを下げてダビデ・アストーリを投入する。
しかし47分、エンポリも同じく10人になってしまう。サポナーラが相手エリア内でハンドを犯すと、この日2枚目のイエローカードで退場となってしまう。
すると後半57分、ローマが同点に追いつく。ゴール前で細かくパスをつなぐと、ピャニッチから右サイドのマイコンへラストパス。これを受けたマイコンが左脚で流し込んだ。
続く62分にはコーナーキックからアストーリがヘディングするも、惜しくもクロスバーに阻まれる。
66分には、エンポリのサッリ監督がいつものように退席処分となってしまう。
その後はローマがペースを握り攻め立てるものの、最後の決定力を欠いて試合は1-1で終了した。
この引き分けでローマは首位ユベントスとの勝点を暫定6へと縮めた。ユベントスがウディネーゼに勝利すると、勝点差は9に広がりユベントスのスクデット(リーグ優勝)の可能性が大きく高まる。
ローマは次節アウェイでカリアリと対戦する。
【了】