浦和レッズサポーター【写真:Getty Images】
浦和レッズは30日、昨年3月から禁止されていた横断幕の掲出を条件付きで解禁していく方向で検討を進めていると発表した。
昨年「JAPANESE ONLY」の横断幕が掲出された問題で、人種差別的行為として全サポーターグループの解散や、横断幕をはじめとした応援グッズの使用禁止などを徹底してきた。
だが、昨季終盤より部分的に規制が緩和され、クラブオフィシャルフラッグの使用やコレオグラフィーなどが部分的に解禁されていた。
この問題について、今月15日、17日、25日と3回にわたって行われたサポーターミーティングで話し合いがもたれ、スタンドに掲出する横断幕について今後解禁に向けて検討していくことになった。
クラブは横断幕の解禁について「運用ルールの実施体制にめどがつくことと、掲出エリア内での掲出希望者間の調整にめどがつくことが解禁の前提となります」としている。
今後の流れとしては、2月上旬をめどに掲出ルールを発表し、掲出を許可する横断幕を事前申請制で決定。運用ルールや掲出位置などの調整が終わりしだい解禁日を決めていくという。
また、今回の横断幕解禁はホームゲーム限定とのことで、アウェイゲームに関してはホームでの運用が順調に進んでいることを確認してから検討される。加えて今季からJリーグの規定が変わり、バックスタンド最前列には横断幕掲出が不可能となっている。
なお大旗やゲート旗については、横断幕掲出が順調になされていることなどが確認できたうえで、掲出エリア、運用ルール、表現、外部環境の4点を点検しながら検討される見込みだ。
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